稲荷伝説って知ってる? |
稲荷神に仕えるべく、厳しい修行を積んだ狐がいる。 その狐が一人前になるための最後の修業として、 人間たちの前に姿を現すらしい。 |
それも、人の姿で。 |
修業で力を得た狐は、その身に多くの尾を宿す。 試練を乗り越えた狐の姿が変わることから、 その修業を行われる年のことを『狐が生まれ変わる年』と呼ばれ、 伝承として今も語り継がれている。 |
そして今年が、その狐の生まれ変わる年なんだよ。 |
緑に囲まれた町――信田町。 そこに住む少年、歩は友人である駿と知樹と夏休みの課題に取り組んでいた。 課題のテーマは『稲荷信仰』。 知樹の指示で、信田町で一番大きな稲荷神社『信田神社』に向かった歩と駿は、 そこで小さな子供――センと出会う。 |
センは転生の儀を行うために、こっちにきたですよ! |
一千歳の狐であると豪語するセンだったが、その姿はとても幼くどう見ても子供だった。不審に思う駿を余所に、歩はセンから狐の生まれ変わる年についての話を聞く。 自信満々に儀式の試練を語るセンだったが、 その際に大きな問題が生じていることが発覚する。 果たしてセンは大きな問題を乗り越え、転生の儀を無事に執り行うことが出来るのか。 |
アフレコサークル UNtitlED 第5弾作品 転生狐はアイスがお好き |